メモ  ヨハネの黙示録
       Revelation of John
1世紀末のキリスト教黙示文学。
新約聖書中の一書で、その最後に置かれる。
著者は『ヨハネによる福音書』の著者とは別人。
彼は小アジア西岸近くの小島パトモスに流されており、そこから対岸のエフェソスその他の都市にある彼の影響下の教会にあてて本書を書いた。
自分の見た幻の報告という形をとっている。
終末に向かっての歴史の最後の局面が、主の指揮下に展開し始めたと見る。
主は敵対者を滅ぼして神の世界支配を再び確立し、忠実な信徒を至福の生活に導くとする。
善悪の二元論が顕著。

666の獣
昔から何を意味するか数多くの議論があった。その中の有力な説明はカバラの数秘術にもとづいて歴史上の悪人の名を数に置き換えて考えるものであった。ある聖書学者によれば、キリスト教徒を虐殺したローマ皇帝ネロ(37-68)を表すヘブライ語を数字に置き換えたものだという。『法の書』の預言を受けた20世紀の魔術者アレイスター・クロウリーは獣を自称した。


予言と解釈  予言と解釈

アメリカ人はローマ皇帝ネロのことなどとして済んだことにしたがる。
しかし、ヨハネ黙示録が予言したのは現代である。
ドルという、国際通貨を持ち、
アメリゴ・ヴェスプッチと言う探検家の名前をいただき、
古代の聖人から見れば
姦淫と犯罪と暴力と虚栄の許し難い国と映るであろう、アメリカ合衆国こそが第一候補である。
アメリカ人は後世の歴史家にそのように指弾されないように気をつけるべきである。



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